2016年に、よく耳にした高齢者ドライバーの事故。そして、その度に議論されるのが、高齢者の免許返還のお話です。様々な意見がありますが…2016年の交通事故数をキーワードに見ていくと、やはり返還のお話が出てしまっても致し方がないと言わざるを得ないのかもしれません。

高齢者ドライバー(特に75歳以上)の死亡事故が突出して多い

まず驚くべき数字を伝えておきたいと思います。54.8%という数字です。実は、この数字、2016年に起きてしまった死亡事故数で高齢者ドライバーが起こしてしまった比率になります。ちなみに、死亡者事故数は3,900件ぐらいで、その半分の2000件が高齢者ドライバーの死亡事故になるのです。
とはいえ、75歳以下だけの数字を見ていくと、いずれの年代でも件数自体は減少傾向にあります。しかし、75歳以上の死亡事故だけは増加している状況となっています。昨今、車の性能が上がり事故防止ができるようになってきたにも関わらず増加の一途。となれば、やはり返還の話が出てきても仕方がないと言えるでしょう。

高齢者が急増していることも1つの理由

ご存知の通り、昨今の日本は超高齢化社会と言われており、団塊の世代が高齢者となってきたわけです。したがって、どうしても高齢者の母数が多くなるため、割合も多くなってしまうのも事実です。こういった背景があるからこそ、考えないといけない時期にきているのかもしれませんが。
ともあれ、数字だけを見ると、嫌でも現実を感じさせられてしまうのが、正直な感想ではないでしょうか。2017年は、この数字がどのように遷移をしていくのか分かりません。が、専門家は「まだ増加する」という声が多いようです。

社会問題化しているため個々でも意識をしたいところ

ということで、高齢者ドライバーと死亡事故の関係性について触れてきました。明日は我が身ではありませんが、いつか若い世代も高齢者ドライバーになるときがきます。こういったことも含め、個人レベルでも、この問題に向き合っていかないといけないのかもしれません。